普及センターコーナー

牛が喜んで食べるサイレージをつくるには

 今年のサイレージの出来はいかがでしょうか?
 サイレージがうまくできると牛達は喜んで食べるようになり、牛乳の生産量はアップします。
 今回は、牛が良く食べるサイレージづくりに成功した鶴居T農場の事例について紹介します。

〈経過〉

 T農場は経産牛400頭飼養の大規模農場です。
 平成25年産グラスサイレージの発酵品質が悪く、乳牛の疾病が増加し生乳生産量を減少させてしまいました。
 そこでT農場は、サイレージの改善に2年間取り組みました。

写真1 サイレージ品質

〈取組内容〉

 平成26年に初めて添加剤としてギ酸を使用し、高水分調製においても品質の良いサイレージをつくることができました。
 平成27年は全ほ場の植生調査を農協・普及センターと共同で実施し、ほ場毎の雑草割合を調べた結果、牧草割合が40%以上のほ場は全体の33%しかありませんでした。
 これらの情報をもとに次のことに取り組みました(表1)。

表1 平成27年における取り組み

 以上の取り組みによってできたサイレージは乳牛の食い込みが良くなり生乳生産量は増加しています(図1)。

図1 出荷乳量変化

 飼料分析を行うと、発酵品質向上に加え、タンパク質や繊維等、栄養価の改善が確認できました。(表2)。

表2 サイレージ発酵品質

 構成員のMさんは、「サイレージの栄養価がアップしたのでTMR中のサイレージ割合を高めることができ、牛の調子が良くなってきた」と話しています。

表3 サイレージ品質改善

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