普及センターコーナー

新しい牧草種子組み合わせ
~アルファルファを植生改善に活用しよう~ 

 高騰する購入飼料を極力減らす上で、自給基礎飼料の品質向上が喫緊の課題となっています。
 普及センターでは、毎年草地整備事業用牧草種子組み合わせを作成しています。
 平成26年度の改定で、アルファルファの組み合わせを2タイプ追加しました。(表1)

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 主体のイネ科草種や刈取り回数を考慮し、土壌凍結地帯の根釧地域に播種可能となったアルファルファ(図1)を草地更新に御活用ください。
 アルファルファは、タンパクを多く含み、消化性の良い繊維が確保できます。

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新たな組み合わせ

(1)チモシー(中生)主体十アルファルファ利用

活用のポイント
 混播適正が向上し、ロールベール等予乾体系に合います。
 アルファルファ混播きざみサイレージでは、十分な予乾か必要になります。

(2)オーチャードグラス主体+アルファルファ利用

活用のポイント
 オーチャードグラスは近年土壌凍結地帯向けに改良され混播適正も良好です。
 出穂始めが6月10日頃で早く収穫が可能です。
 3回刈りが基本となります。
 播種後の初期生育がチモシーより旺盛、雑草との競合力もチモシーより優れています。(図2)

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 普及センターには牧草品種展示圃もありますのでご覧いただけます。(図3)
 詳細はご相談ください。

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